新スポーツに見えて、実は昔からある。日本に根づいてきたクライミングの話
こんにちは、スクエアクライミングセンターです。
オリンピックで注目を集め、カラフルな壁を登る姿がSNSでも見られるようになったクライミング。
「新しいスポーツなのかな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。けれど実は、クライミングのルーツはとても古く、日本でも長い時間をかけて親しまれてきました。
今回は、登山からフリークライミング、そして現在のスポーツクライミングへと続く、日本のクライミングの歩みを少しだけご紹介します。
日本の山とともにあった登る文化
日本では古くから、山へ登ることが行われてきました。
日本山岳会の資料によれば、日本における山登りは、もともと宗教的な登山として行われていたとされています。その後、近代登山の文化が広がり、1905年には現在の日本山岳会につながる「山岳会」が設立されました。 日本山岳会の歩み
当時の登山は、山頂を目指すことだけでなく、自然のなかで困難に向き合い、仲間と協力しながら進む文化でもありました。
今、室内の壁を登るクライミングも、「自分の体を使って上へ進む」「課題を前に工夫する」という意味では、そうした登る文化の延長線上にあります。
自然の岩場から、より自由な登り方へ
クライミングは、登山の技術の一部として発展してきました。そのなかで、岩を登ること自体の面白さや、体の動き、難しいラインに挑むことへ注目するスタイルが広がっていきます。
こうした流れのなかで生まれたのが、フリークライミングです。
日本山岳・スポーツクライミング協会によると、日本では競技が生まれる以前から、ヨーロッパやアメリカの影響を受けたフリークライマーたちが、各地でクライミング文化を伝えてきました。 スポーツクライミングの種目とルール
自然の岩場で育まれてきた「登ることそのものを楽しむ文化」が、現在のボルダリングやリードクライミングにもつながっています。
競技としての歴史は、意外と新しい
一方で、「スポーツクライミング競技」としての歴史は比較的新しいものです。
国際的な規模で行われた正式なワールドカップは1989年に始まり、1991年には世界選手権がスタートしました。日本も早い段階から国際舞台で存在感を示しており、平山ユージ選手は1991年の第1回世界選手権で銀メダルを獲得しています。 スポーツクライミングの種目とルール
昔からある「登る文化」と、比較的新しい「競技スポーツ」としての魅力。その両方を持っていることが、クライミングのおもしろさです。
オリンピックで、もっと身近なスポーツへ
スポーツクライミングは、東京2020オリンピックで正式競技として初めて実施されました。ボルダー、リード、スピードという異なる種目で、選手たちが壁に挑む姿を見て、クライミングに興味を持った方も多いのではないでしょうか。 日本山岳・スポーツクライミング協会
けれど、競技として観戦するだけがクライミングではありません。
簡単な課題から始めて、少しずつ登れるようになる。登り方を考え、何度か挑戦し、できなかった一手を越える。そこには、経験の有無や年齢にかかわらず楽しめる魅力があります。
昔からあるからこそ、新鮮に楽しめる
長い歴史を持ちながら、今の暮らしにもよく合うクライミング。
仕事帰りに体を動かしたいとき。
スマートフォンから少し離れたいとき。
新しい趣味や、小さな達成感を探しているとき。
昔から受け継がれてきた「登る」というシンプルな楽しさは、現代を生きる私たちにとっても新鮮な体験になるはずです。
スクエアクライミングセンターで、長い歴史を持つクライミングの世界に、あなたも一歩踏み出してみませんか。
SCC





