リード競技の制限時間は何のため?登る力だけではない6分間の勝負
こんにちは、スクエアクライミングセンターです。
リード競技では、選手が高い壁に挑む時間が決められています。
一般的な競技では、1本のルートに与えられる時間は6分間です。
「6分もあれば十分では?」と思うかもしれません。けれど、リード競技の6分間は、あっという間に過ぎていきます。
選手は壁を登りながら、ホールドを見極め、身体を動かし、ロープをクイックドローへクリップし、ときには腕を休ませます。どこで力を使い、どこで休み、いつペースを上げるのか。そのすべてを、限られた時間のなかで判断します。
ゆっくり登れば、体力を温存できるとは限りません。
休みすぎれば、制限時間が近づきます。
急ぎすぎれば、ミスや落下につながるかもしれません。
難しい一手の前で立ち止まり、「ここで休むか、すぐ挑むか」を選ぶ場面にも、時間との戦いがあります。
そして、どれだけ体力が残っていても、制限時間が来ればその時点で競技は終了です。選手は、壁の難しさだけでなく、時計とも戦っています。
観戦するときは、選手の動きだけでなく、会場に表示される残り時間にも注目してみてください。残り1分を切ったとき、選手が登りを急ぐのか、落ち着いて次の一手を出すのか。そこに、その選手の判断力や経験が表れます。
リード競技は、「どこまで登れるか」を競う種目です。けれど、その高さへたどり着くために、6分間をどう使うかもまた、大切な競技力なのです。
JMSCAは、リード競技では一般的に1本のルートへ1回挑戦し、競技の制限時間は1本につき6分間と説明しています。 JMSCA・リード種目のルール
SCC





