友だちが上達して、自分だけ置いていかれた気がするとき
こんにちは、スクエアクライミングセンターです。
仲のよい友だちが、一つ上の級を登れた。
大会でよい結果が出た。
自分より先に、難しい壁へ進んでいった。
そんなとき、お子さまが急に元気がなくなったり、「自分だけできない」と言ったりすることがあります。
一緒にクライミングを始めた友だちだからこそ、うれしい気持ちと、悔しい気持ちが同時に生まれることもあるでしょう。
今回は、友だちとの上達の差に悩むお子さまを、保護者の方がどう見守るかを考えてみます。
悔しいのは、それだけ頑張っているから
友だちの上達を見て悔しくなることは、悪いことではありません。
「自分も登りたい」
「負けたくない」
「同じ課題を一緒に登りたい」
そう思えるのは、クライミングに真剣に向き合っている証でもあります。
保護者の方は、まずその気持ちを否定せずに受け止めてあげてください。
- 「悔しかったんだね」
- 「一緒に登りたかったんだね」
- 「頑張っているから、気になるんだよね」
「友だちのことも喜んであげなさい」と急いで言わなくても大丈夫です。悔しい気持ちを認めてもらえると、お子さまは少しずつ自分の気持ちを整理しやすくなります。
上達の速さは、一人ひとり違います
クライミングでは、身長、体格、得意な動き、経験、壁との相性によって、登りやすい課題が変わります。
ある子が得意な課題が、別の子には難しいこともあります。反対に、今は差があるように見えても、数か月後には違う課題でお子さまの得意な場面が出てくるかもしれません。
上達は、いつも同じ速さでは進みません。
「今は友だちが先に進んでいるように見えるけれど、あなたにも前よりできることが増えているよ」
と、少し前のお子さま自身と比べて、変化を伝えてあげましょう。
友だちを“比べる相手”から“ヒントをくれる相手”へ
悔しい気持ちが少し落ち着いてきたら、友だちの登りをヒントとして見る方法もあります。
- 「どこが上手だったと思う?」
- 「足はどこに置いていたかな?」
- 「自分なら、何を試してみたい?」
- 「次に一緒に登るとき、聞いてみたいことはある?」
ただし、「あの子と同じように登りなさい」と求める必要はありません。
クライミングには、一人ひとりに合う登り方があります。友だちの成功を参考にしながら、自分なりの一手を見つけていくことが大切です。
一緒に登る日も、別々に楽しむ日もある
仲のよい友だちと同じ日にジムへ行くことは、とても楽しい時間です。
一方で、比べてしまって苦しくなる日もあるかもしれません。そんなときは、少し別の課題に取り組んだり、一人で集中できる時間をつくったりしてもよいでしょう。
友だちといつも同じペースで進まなくても、関係が悪くなるわけではありません。
「今日は自分の課題をやってみよう」
「次は一緒に登れそうな課題を探してみよう」
と、距離を少し調整しながら、クライミングを楽しめる形を探していきましょう。
“また登りたい”と思えることを大切に
友だちとの違いに悩む時期は、お子さまが自分のクライミングについて考える時期でもあります。
保護者の方は、焦って差を埋めようとせず、お子さまの「次はこうしたい」という気持ちを大切にしてあげてください。
「悔しかったね。でも、またやってみたくなったら応援するよ」
その一言が、お子さまが自分のペースを取り戻す助けになるかもしれません。
SCC





