登れない時期は悪いこと?キッズクライマーの伸び悩みを見守るヒント
こんにちは、スクエアクライミングセンターです。
前は登れていた課題が難しく感じる。
練習に行っているのに、なかなか次の級へ進めない。
周りの子が上達しているように見えて、本人も保護者の方も焦ってしまう。
キッズクライマーを見守っていると、そんな時期に出会うことがあります。
けれど、登れない時期や、結果が見えにくい時期は、必ずしも悪いことではありません。クライミングは、体の成長、技術、気持ち、課題との相性など、さまざまな要素が重なって上達していくスポーツです。
今回は、伸び悩んでいるように見える時期を、親子でどう過ごすかを考えてみます。
上達は、一直線ではありません。波のように上下するものです。
クライミングを始めたばかりの頃は、登れる課題が増えやすく、成長を感じやすい時期です。
けれど、少し難しい課題へ進むほど、同じ一つの課題に何度も挑戦する場面が増えていきます。完登という結果が出なくても、その間に足の使い方、体の向き、ホールドの持ち方など、さまざまなことを学んでいます。
また、成長期のお子さまは、身長や体つきが変わることで、今までと同じように体を動かしにくく感じることもあります。
「前より下手になったのかな」と決めつけず、今の体に合う登り方を探している途中なのかもしれない、と見守ってみてください。
結果以外の変化を探してみる
完登数や級だけを見ていると、「変わっていない」と感じてしまうことがあります。
そんなときは、少し違うところに目を向けてみましょう。
- 登る前に壁をよく見るようになった
- 失敗したあとに、自分で考えて登り直している
- 苦手な課題にも挑戦するようになった
- 休憩や水分補給を自分で考えられるようになった
- スタッフやコーチのアドバイスを試している
- 以前より最後まで集中して登っている
こうした変化は、すぐに級や順位には表れないかもしれません。けれど、これから難しい課題に挑戦していくための大切な土台になります。
「どうして登れないの?」ではなく、「どう感じた?」
登れない日が続くと、保護者の方も理由を知りたくなりますよね。
ただ、「どうして登れないの?」と聞かれると、お子さまは答えに困ったり、自分を責めたりすることがあります。
そんなときは、少し質問を変えてみましょう。
- 「どこが一番難しかった?」
- 「さっきの挑戦で、うまくいったところはあった?」
- 「次に試してみたいことはある?」
- 「今日はどんな課題が楽しかった?」
答えが出なくても大丈夫です。一緒に考える時間があることで、お子さまが自分の登りを振り返るきっかけになります。
休むことも、前へ進むこと
やる気が落ちているように見えると、「もっと練習したほうがいいのでは」と思うこともあるかもしれません。
けれど、疲れているときや、気持ちが乗らないときに無理をすると、クライミングそのものが楽しくなくなってしまうことがあります。
今日は簡単な課題だけ楽しむ。
見学して、ほかの子の登りを見る。
思い切って、クライミングのことを考えない日をつくる。
そんな時間も、お子さまがまた壁に向かいたくなるために大切です。
親は“次の挑戦”を信じる存在
伸び悩んでいる時期に必要なのは、急いで答えを出すことではありません。
「前より頑張っているところ、見ているよ」
「登れない日があっても大丈夫だよ」
「またやりたくなったら、応援しているよ」
保護者の方のそんな言葉が、お子さまにとって安心して挑戦できる場所になります。
登れない時期にも、見えないところで育っている力があります。結果だけにとらわれず、親子で一歩ずつ、クライミングを楽しんでいきましょう。
SCC





