高い壁が怖いと言い出したら。キッズクライマーの背中を無理に押さないために
こんにちは、スクエアクライミングセンターです。
今まで楽しそうに登っていたのに、ある日突然、
「高いところは怖い」
「今日はロープの壁を登りたくない」
「途中までならいいけれど、上までは行きたくない」
と言われることがあります。
保護者の方は、「前は登れていたのに、どうしたのかしら」と心配になるかもしれません。
けれど、怖いと感じることは、弱さではありません。自分の気持ちや周りの状況を感じ取れている、大切な反応でもあります。
今回は、お子さまが高い壁を怖いと感じたときの、見守り方について考えてみます。
まずは、「怖いんだね」と受け止める
お子さまが怖がっているとき、保護者の方は励ましたくなります。
「大丈夫だよ」
「前はできたよ」
「みんな登っているよ」
もちろん、背中を押したい気持ちから出る言葉です。
でも、お子さまが本当に怖いと感じているときには、まず気持ちを受け止めることが大切です。
- 「今日は怖い気分なんだね」
- 「どのあたりが怖い?」
- 「下から見ていると高く感じるよね」
- 「無理に登らなくても大丈夫だよ」
怖いと言ってもよいこと、途中でやめてもよいことを知ると、お子さまは少し安心しやすくなります。
“上まで登る”だけがクライミングではありません
高い壁が怖いときに、無理に最後まで登る必要はありません。
今日は低いところまで。
今日はハーネスを着けるだけ。
今日はほかの子の登りを見るだけ。
今日はボルダリングを楽しむ。
そんな選択肢があってよいのです。
クライミングには、登る高さだけではない楽しさがあります。足の使い方を考えること、課題を読むこと、仲間の登りを見ること。お子さまが「できそう」と思えるところから、また少しずつ始められます。
怖さには、その日の理由があるかもしれません
前は平気だったのに怖くなったときは、お子さまなりの理由がある場合もあります。
疲れている。
学校で嫌なことがあった。
前回、途中で怖い思いをした。
周りの子と比べてしまった。
ただ、今日は気分が乗らない。
理由をすぐに聞き出せなくても大丈夫です。
「また話したくなったら聞かせてね」
と伝えておけば、お子さまが自分の気持ちを整理できたときに、話してくれるかもしれません。
スタッフやコーチと一緒に考える
ロープクライミングには、安全のためのルールや手順があります。
お子さまが怖がっているとき、保護者の方だけで何とかしようとせず、スタッフやコーチに相談してみましょう。その日の様子に合わせて、無理のない挑戦の仕方を一緒に考えられることがあります。
「今日はここまでにしよう」
「次はこの高さを目標にしてみよう」
と、お子さまが納得できる小さな目標を見つけることが大切です。
また登りたくなったときが、次の一歩
怖さを乗り越えることは、無理に我慢することではありません。
「今日はやめておく」
「次は少しだけやってみる」
「また登りたいと思ったら挑戦する」
そうやって自分の気持ちを大切にしながら、一歩ずつ進むこともクライミングの力になります。
保護者の方は、登れた高さだけでなく、「怖い」と言葉にできたことや、自分で選べたことにも目を向けてあげてください。
お子さまが安心して壁を見上げられる日を、スクエアクライミングセンターは応援しています。
SCC





