クライミング競技で「抗議」はできる?公平な判定を守るための仕組み
こんにちは、スクエアクライミングセンターです。
スポーツクライミングの大会では、判定や競技運営について疑問が生じたときに、正式に確認を求める抗議の仕組みがあります。
抗議は、判定への不満をぶつけるためのものではありません。選手が公平な条件で競技に臨み、正しい成績が残るようにするための大切な制度です。
たとえば、
・ホールドを保持できたかどうか
・ルート上で起きたトラブルが成績へ影響したか
・競技規則の運用に問題がなかったか
といった、競技結果に関わる事柄が対象になります。
競技が終わると、まず暫定リザルトが掲示されます。これは、まだ最終確定前の成績です。
選手やチームは、掲示された順位や高度、ポイントなどを確認し、疑問がある場合は、大会要項で定められた受付時間内に抗議を申し立てます。時間内に確認する必要があるため、選手にとってリザルトを確かめることも競技の大切な一部です。
抗議が出された場合は、審判長を中心とする抗議審判団が内容を確認します。公式の判定映像などを根拠にして判断し、必要があれば成績表に「抗議判定中」と示されます。
つまり、成績がすぐに確定しないことがあるのは、曖昧なまま大会を進めないためです。
選手やチームにとっては、一本の登りに長い準備と努力が詰まっています。だからこそ、判定を確認する時間と、正式な手順が用意されています。
観戦中に結果発表が少し待たれる場面があったら、それは大会が公平性を大切にしている時間かもしれません。競技の緊張感は、壁の上だけでなく、正確な判定を支える仕組みによっても守られています。
JMSCAの競技規則では、公式成績の前に発表されるものを「暫定成績」と定義し、抗議は審判長または主任審判員へ申し立て、抗議審判団が公式の判定用・放送用映像記録を根拠に判断すると定めています。 JMSCAスポーツクライミング競技規則
SCC





