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使ってはいけない場所がある?「違反補助手段」とデマケーション

こんにちは、スクエアクライミングセンターです。

クライミング競技では、ホールドをつかんで登る以外に、使ってはいけない場所も決められています。

これを競技規則では、違反補助手段といいます。

たとえば、ホールドを取り付けるためのTナットの穴、壁に固定されているボルトハンガー、クライミングロープなどを手や足で使うことは認められません。また、テープなどで使用禁止と示された壁面やホールドを使うことも違反です。

ここで出てくるのが、デマケーションという言葉です。

デマケーションとは、課題で使ってよい範囲と、使ってはいけない範囲を区切るための表示を指します。黒いテープなどで壁やホールドの一部を示し、「ここから先は使わないでください」と明確にする方法が代表的です。

課題のすぐ横に登りやすそうなホールドがあっても、デマケーションで区切られていれば使えません。選手はホールドだけでなく、壁のどこまでが使えるのかも見極めながら登っています。

理由は明確です。選手が登るべき課題を、ルートセッターが意図した条件で公平に登るためです。

クライミングでは、ホールドの配置、壁の角度、動きの難しさまで含めて一つの課題です。本来使う予定ではない穴や設備、デマケーションで区切られた部分まで使えてしまうと、課題そのものが変わってしまいます。

観戦中に選手が壁の端や、近くにあるホールドを慎重に避けているように見えたら、デマケーションを意識しているのかもしれません。使える場所と使えない場所を瞬時に見極めることも、競技クライミングの大切な技術です。

ジムで登る際も、テープで使用禁止と示されている部分や、施設のルールは必ず確認しましょう。安全に、そして課題本来の面白さを楽しむことにつながります。

JMSCAの競技規則では、Tナットの穴、使用禁止として明示された壁面やホールド、ボルトハンガー、ロープなどを使うことを違反補助手段として定めています。 JMSCAスポーツクライミング競技規則

SCC

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